おはようざいます。本日も試運転結果よりご報告いたします。
物理的インジケータは滅菌完了。脱気および蒸気浸透性試験ボウィーディックテストおよび管腔器材の蒸気浸透性試験ヘリックスともに合格です。
蒸気滅菌工程で問題を引き起こすのは主に空気の残留です。ボウィーディックテストは蒸気の浸透はもちろん、蒸気浸透前の空気の除去がきちんとされているかを確認する試験です。つまり日本の歯科医院で多く使用されている重力置換型の高圧蒸気滅菌器では、空気を残したまま蒸気を封入しますので滅菌がきちんとされていないという事になります。
本日は4回滅菌器が稼働しております。
当医院では毎朝試運転する事により、真空式滅菌器がきちんと稼働しているかを確認し、更に毎回の滅菌回数ごとに試験紙(インジケータ)同封して毎回の滅菌工程が正しく行われているかをチェックしています。
本日は8名の患者様が来院されました。患者様に使用する器具は、個別に包装しており、診療の前に患者様の目の前で器具を開封し、内部のインジケータを確認しています。
生物学的インジケータの結果です。
コントロールはPositiveこれは内部の細菌が培養により増殖および活動したからです。滅菌したものはNegative、これは滅菌したために細菌が死滅しているので細菌の活動による培地の色の変化はありません。
物理的インジケータ、化学的インジケータ、生物学的インジケータの3つをもちまして、本日も滅菌が保証されております。
当医院では滅菌の見える化に積極的に取り組んでおります。
本日も安心で安全な医療を皆様に提供できました。
イリタニオフィス滅菌管理研究会