東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

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2015.05.26 滅菌に準じる化学的処理法と要する時間

おはようございます。

本日もEN1306スタンダードオートクレーブリサ試運転結果よりご報告いたします。

物理的インジケータは滅菌完了。化学的インジケータであります、蒸気浸透性試験ヘリックスおよび、管腔器材蒸気浸透性試験ヘリックス、ともに合格しております。

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本日は6回滅菌器が稼働しております。

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同封しております、ヘリックスも全て合格しております。

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本日は5名の患者様が来院されました。

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 10時間後、生物学的インジケータ結果です。

コントロールはPositive、滅菌したものはNegativeを示しており、本日も滅菌保証がなされております。

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物理的インジケータ、化学的インジケータ、生物学的インジケータの3つの合格をもちまして、本日も滅菌保証がなされております。

 

本日も安全な診療をする事ができました。

今日のトピックス

滅菌に準じる化学的処理法と要する時間

滅菌に準じる化学的処理法とは消毒薬を用いた滅菌法をさし、その利用は蒸気滅菌やEOG滅菌などが行えない場合に限定されます。例えば、蒸気滅菌やEOG滅菌を行う時間的余裕がない場合などです。滅菌に準じる化学的処理法に使用可能な消毒薬を化学滅菌剤といい、グルタラール(グルタルアルデヒド)、過酢酸(エタンペルオキソ酸)および次亜塩素酸ナトリウムなどが化学滅菌剤としてあげられます。なおフラタール(オルトフタルアルデヒド)は枯草菌の芽胞に対する効果が弱いので、化学滅菌には適しません。

 

芽胞は微生物のなかでもっとも消毒薬抵抗性が大きいですが、とくにこれらのうちの枯草菌の芽胞は消毒薬抵抗性がおおきいです。したがって、枯草菌の芽胞を殺滅すれば、「消毒」というよりむしろ「滅菌」になります。

アルブミン非添加時では、高菌数であっても、0.3%過酢酸(アセサイド)では5分間以内、3%グルタラールでは6時間以内、0.1%次亜塩素酸ナトリウムでは20分以内に殺滅効果を示します。また、アルブミン添加時では、次亜塩素酸ナトリウムの効力がやや減弱し、芽胞の殺滅に60分間を要します。なお、0.55%フラタールでは芽胞の殺滅に72時間が必要です。以上から、化学滅菌に要する時間は基本的には 0.3%過酢酸で5分間3%グルタラールで6時間、また0.1%次亜塩素酸ナトリウムで1時間です。

 

ご参考まで。

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