東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科治療イリタニオフィス 予約専用回線 03-5638-7438

2015.05.12 滅菌物の滅菌器への積載および注意点

おはようございます。

本日も高圧蒸気滅菌器試運転結果よりご報告いたします。

物理的インジケータは滅菌完了。同封しております、ヘリックスおよびボウィーディックテストともに合格しております。

f:id:tokyo-microscope:20150512105738p:plain

本日は8回滅菌器が稼働しております。

f:id:tokyo-microscope:20150512134627p:plain 

f:id:tokyo-microscope:20150512184416p:plain

同封しております、ヘリックスも全て合格しております。

f:id:tokyo-microscope:20150512181438p:plain

 

本日は5名の患者様が来院されました。

f:id:tokyo-microscope:20150512171000p:plain

 

患者様ごとに包装された器具内部に同封しております、クラス6のインジケータとヘリックステストの結果です。全て合格しております。

当医院では診療の前に患者様の目の前で個別に包装された器具を開封し、内部の化学的インジケータ(試験紙)の色の変化を見て頂いております。本日使用された器具は全て内部まで蒸気が滞り無く浸透しており、滅菌がされた器具となっております。

10時間後、生物学的インジケータ結果です。

f:id:tokyo-microscope:20150513172504p:plain

コントロールはPositive、滅菌したものはNegativeを示しており、本日も滅菌保証がなされております。

 

物理的インジケータ、化学的インジケータ、生物学的インジケータの3つの合格をもちまして、本日も滅菌保証がなされております。

 

本日も安全な診療をする事ができました。

今日のトピックス

滅菌物の滅菌器への積載および注意点

滅菌物の滅菌不良をなくして、滅菌保証を確実にするためには、滅菌物の包み方と積載方法(配置方法)を工夫し、その滅菌保証のための滅菌の質と滅菌物の積載に合わせた最適の方法を標準化し、マニュアルに規定しなければなりません。

滅菌物の包装と積載方法に関する一般的な留意事項は、以下の通りです。

①滅菌すべき滅菌物が清浄であること。油脂やたんぱく質の除去が不充分であれば、滅菌効果が著しく阻害されます。(発熱物質を含まないためにも十分な洗浄が必要です。)

②蒸気滅菌の能力以上の、過大に大きい滅菌物および過大な重量の滅菌物を一度に詰め込まない。いっぱいにセットしたり、無理な積載形態のままでは、滅菌不良が発生します。

③滅菌物をグルーピング(分類)し滅菌すること、鋼製器具類とリネン類のパック製品では、内部に飽和蒸気が浸透するまでの時間差があり、同一の素材あるいは物品ごとに分類することが必要です。また、乾燥が十分されるまでの滅菌物により時間差があることで、最終的には、滅菌不良および乾燥不良が発生します。

④包装材の包み方は、柔らかく包み、セットあるいはコンテナ内にも滅菌物を硬く詰めないことが必要です。従って、内容物の隅々まで滅菌剤(飽和蒸気など)が浸透しやすいように心がけます

⑤大きく無駄な滅菌物を包装せずに、出来るだけ寸法を揃えて滅菌ムラを発生させないようにします

⑥パック類、セット物を相互に密着させないようにします。滅菌剤が浸透しやすいように隙間を持たせ、小さい滅菌物の上に大きい滅菌物を載せないように留意します。

⑦繊維製品は、織りの方向から繊維の方向が必ず蒸気の流れ(上から下へ流下する)に沿うようにします。織物の層が水平であれば、蒸気の貫通が難しくなります。

 

ご参考まで。

イリタニオフィス滅菌管理研究会

東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科治療イリタニオフィス 予約専用回線 03-5638-7438