おはようございます。
本日も高圧蒸気滅菌器試運転結果よりご報告いたします。
物理的インジケータは滅菌完了。同封しております、ヘリックスおよびボウィーディックテストともに合格しております。
本日は回滅菌器が稼働しております。
同封しております、ヘリックスも全て合格しております。
本日は9名の患者様が来院されました。
以下は患者様ごとに包装された器具内部に同封しております、クラス6のインジケータとヘリックステストの結果です。全て合格しております。
10時間後、生物学的インジケータ結果です。
コントロールはPositive、滅菌したものはNegativeを示しております。
物理的インジケータ、化学的インジケータ、生物学的インジケータの3つの合格をもちまして、本日も滅菌保証がなされております。
今日のトピックス
蒸気滅菌における工程の有効性維持
⑴滅菌器の保全
①文書化した手順に従って計画し、実行します。
②記録
規定した保全活動が意図した結果で完了し、記録されるまでは、装置は滅菌処理に使用してはならない。
③保全計画の見直し
次に予定されている保全活動までの間に、予期されない不良が認められた場合は、保全活動内容と頻度の見直しを行います。
④有効性継続の実証
規定した間隔で実行された定期的な試験、較正、保全そして再バリデーションの結果を検証します。真空脱気式高圧蒸気滅菌器では空気漏れ試験を規定した間隔で実施し、滅菌運転前に蒸気浸透試験(例えばボヴィー・ディックテスト)を毎日滅菌運転開始前に実施します。
⑵較正
滅菌工程の制御、指示あるいは記録に用いる各測定機器は、正確性を確認するため定期的に検証を行います。
⑶再バリデーション
滅菌工程の再バリデーションは指定した間隔で実施します。手順を規定し、記録は文書化して保管します。
ご参考まで。
イリタニオフィス滅菌管理研究会