東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

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2015.2.9 医療器材の再処理

おはようございます。本日も高圧蒸気滅菌器試運転結果よりご報告いたします。

物理的インジケータは滅菌完了。同封しております、脱気および蒸気浸透性試験ボウィーッディックテスト、管腔器材蒸気浸透性試験ヘリックステストともに合格しております。

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 本日は7回滅菌器が稼働しております。

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 同封しておりますヘリックステストも全て合格しております。

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 10時間後、生物学的的インジケータの結果です。コントロールはPositive、滅菌したものは Negativeを示しており、物理的インジケータ、化学的インジケータ、生物学的インジケータの3つがそろいまして、本日も滅菌保証がなされております。f:id:tokyo-microscope:20150210102807p:plain

今日のトピックス

医療器材の再処理

《再処理の一般原則》

診療において様々な医材や機器が用いられますが、いずれも可能な限り再使用されます。

再使用するためには安全に使用出来るように再処理を行わなければならず、再処理を適切に行うためには以下のような原則があります。

・診療や患者ケアに一般的に用いられる全ての器材は、使用ごとに念入りに再処理しなければなりません。

感染予防は全ての消毒、滅菌業務の目標であり器材の再処理手順を吟味する際には患者や職員の安全が最も重視されなければなりません。使用済み器材、患者ケア用品、検査器材は洗浄の前に消毒しなければならず、保護手袋や防護服を装着します。感染や血液、または他の危険な体液に触れてしまった際の順守すべき手順も明確に定められていなければなりません。

・潜在的危険がある気体、蒸気、エアロゾルの吸入を避けます

熱水消毒と滅菌を化学的方式より優先すべきです。

作業規則や作業指示は文書化されていて、従うべき手順が明記されていなければなりません。

 

《滅菌物の再処理サイクル》

リユーザブルの滅菌物と患者に使用される器材の再処理サイクルは以下の用になっています。

一次洗浄:バイオバーデンを減少させ、タンパク質の乾燥を防ぐ。

中央材料室への搬送:汚染器材を、適切なコンテナやトローリーで再処理が行われる部門へ運ぶ。

洗浄:全ての眼に見える汚れを除去することであり、あらゆる病原体を含む微生物の大多数をここで除去。適切な洗浄は、滅菌物の処理サイクルの中で最も不可欠な手順とされます

④検査、トレイ組み:器材が適切に機能することを厳格な検査によって確認し、適切な場所に存在するよう完璧に組み立てる。

包装:滅菌後、微生物が器材に到達しないというバリア機能を果たすために、使用直前までの無菌性を保証するもの。保管中の再汚染を防ぐ。

滅菌:洗浄後の残存微生物を殺滅させ、菌数が無菌性保証水準(SAL)まで減少させる。医療施設で最も使用されるのは高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)による蒸気滅菌であり、

性能と安全性において厳しい技術規格を満たし、滅菌器が正常に滅菌出来る事を立証しなければならない。

滅菌物の保管:滅菌工程が条件を満たしていれば、適切な場所に次の使用に備えて保管する。

現場への搬送:必要な時に保管場所から現場へと密閉式トローリー、またはコンテナシステムで搬送される。

⑨滅菌物の使用:滅菌物を安全に使用するため、無菌的に開封し、正しく使用する。

 

治療中に滅菌物や他の物品を正しく安全し使用するためには、上記のどの工程も重要です。ミスや失敗は再汚染の原因となります。その結果感染の原因となったり、患者やスタッフの命を危険に晒したりすることにも繋がりかねません。そのために、そのステップも厳しく監視下に置かれる必要があります。

 

次回は「バイオバーデンを減らす方法」についてお話したいと思います。

 

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