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東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

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2015.02.05 バイオバーデンを減らす方法

清潔さ HELIX TEST PCD / Process challenge device 感染制御

おはようございます。

本日も高圧蒸気滅菌器試運転結果よりご報告いたします。

脱気および蒸気浸透性試験ボウィーディックテスト、管腔器材蒸気浸透性試験ヘリックステストともに合格しております。 

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本日は4回滅菌器が稼働しております。

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同封しておりますヘリックスも全て合格しております。

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本日は6名の患者様が来院されました。

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10時間後バイオロジカルインジケータの結果です。

コントロールはPositive、滅菌したものはNegativeを示しており、本日も滅菌保証がされております。 

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本日も安全で安心な診療ができました。

 

今日のトピックスは

バイオバーデンを許容水準まで減少させることによる感染予防」です。 

医療施設には病気を患う多くの患者がいて、多種多様の微生物が数多く存在し、その多くは危険を伴うものです。感染拡大を防ぐには、患者に用いられる医療機器のバイオバーデンを許容水準まで減らさなければなりません。また、患者周辺の微生物も低い水準に抑えるべきです。ある物品のバイオバーデンがどのくらいであれば安全な使用に耐え得るか。それは、以下のようなリスク要因によって決まります。

1.使用部位。器材が人体の周辺で用いられるか、体に直接触れるかの違いでリスクが変わります。体に直接触れる場合には、器材が用いられる部位の感染リスクが重要となります。

2.予測されるバイオバーデンのレベル(菌数、菌種)

3.患者の全般的な健康状態

こうした要因を総合して、患者への感染リスクを総合的に判断します。

 

病院の衛生法や感染予防を実践する際、いくつかの方法を用いてバイオバーデンを減らします。どの方法をとるかは、感染を惹き起こすリスクの程度を総合的に考慮して決めます。選択の基本は、器材が身体のどの部分で使用されるかです。必要であれば、状況に応じた方法を採ります。たとえば洗浄のみで充分な器材であっても、弱っている患者の治療に使う場合には消毒が必要となる場合があります

体液(血液、尿、糞便)に接触した器材は必ず消毒します。便器、尿瓶、リネン類や制服などの物品も同様です。血液が撥ねた表面にも消毒が必要です。

 

バイオバーデンを減らす手段しては以下の方法があげられます。

 

清浄:見える汚れ、塵、その他あらゆる異物を除去すること。

清浄とは、残留物(残存物)がないこと、つまり生理学的残留物(タンパク質、脂肪、血液、骨片)がない、化学的残留物(石鹸、酸、リンス剤)がない、微生物が(ほとんど)ない低バイオバーデン状態であることをいいます。

消毒:あらゆる増殖性微生物を殺滅すること。

全微生物を殺滅してはいないが、バイオバーデンを大幅に減らす処理を消毒と呼びます。消毒といっても、ある種の抵抗菌(芽胞)は生き残ります。感染症が発生しうる危険度によって、消毒には概ね2段階あります。

a.低水準消毒

b.高水準消毒中リスク部位向け

滅菌:芽胞を含む、微生物全てを死滅すること。

高リスク部位である開放創にふれる、あるいは皮膚や粘膜を貫通する全ての器材の微生物は、徹底的に除去されなければならず、また芽胞も全て死滅させなければなりません。芽胞を含む微生物を全て死滅させ、無菌状態にする処理を、滅菌とよびます

 

次回は「無菌状態を維持する 包装の重要性」についてお話しします。
 

イリタニオフィス滅菌管理研究会

 

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