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東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

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2014.10.09 管腔器材(ホロー型器材)とヘリックス試験

Bowie & Dick Test , Helix Test HELIX TEST PCD / Process challenge device 内部コントロール CI Class6

おはようございます。今日もプレバキューム方式オートクレーブLISAの試運転の結果からご報告いたします。LISAは温度、圧力、時間が自動制御でコントロールされております。付属のプリンターから印字する事ができ、この記録はきちんと保管されています。ヨーロッパではこの記録の保管が義務づけられております。

 

同封しております、ボウィーディックテスト、およびヘリックステストも合格しております。昨日はボウィーディックテストが何か?を話しましたので、本日はヘリックステストとは?を後ほど書いてみたいと思います。

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本日は6回滅菌器が稼働しております。

すべて滅菌完了となっております。

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同封しておりますヘリックステストの結果です。一番上の黄色い試験紙が滅菌前のものです。すべて紫色に色が変わっております。合格です。

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当医院では患者様ごとに使用する器具を個別に包装し、内部にインジケータを同封しております。インジケータはヘリックステストとマルチパラメーターのクラス6のインジケータです。患者様はマイナンバーでいつでもどこからでもネットを通じて自分に使用された器具の状態を確認する事ができます。

また、このインジケータは規格化されておりますので、世界中の誰が見ても滅菌が完了した器具であると理解できます。

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さて。いつも当医院で試運転、また、滅菌回数ごと、そして患者様ごとの器具の包装内部にヘリックス試験紙を同封しております。それはなぜか?

そもそもヘリックス試験は長い管腔型チューブ内に蒸気が浸透する工程の性能を確認できる試験です。

 

通常チューブや管腔(ホロー)器材の内側には空気が存在します。一方滅菌のためには蒸気がチューブや管腔器材の内部にも含めた器材の全表面に到達しなければなりません高圧蒸気がチューブ両側から侵入し、中の空気はチューブ内に閉じ込められてしまいます。また辺側のみ開放されているチューブの場合でも、蒸気が片側からしか入らないので、さらに空気が閉じ込められてしまいますこれらの器材を滅菌するには蒸気が確実に全表面に達する必要がありますが、滅菌工程開始前に効果的に空気を除去する事ができて初めて可能となります

これは前々回にお話した、重力置換型とプレバキューム方式の違いでも書きました。

 

歯科ではハンドピースと呼ばれる(皆様には歯を削るドリルと言った方がなじみ深いと思いますが)管腔器材を必ず使用しますので、プレバキューム方式以外の滅菌器では確実な滅菌はできないという事になります。そして、その管腔型チューブ内に蒸気が浸透する工程の性能を確認する試験がヘリックス試験ですので、必ず毎回同封するというわけです。

 

また当医院ではこうしたガイドラインをもとにした滅菌作業に加えて、独自の工夫として患者様ごとに使用するハンドピース類を滅菌パックに入れ、その中にヘリックスを同封しております。原理、原則をご理解していただいている方にはこの理由がわかるかと思いますが、その理由はまた次の機会に。

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ただいまバイオロジカルインジケータ培養中です。

 

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10時間後、コントロールはPositive 、滅菌したものはNegativeを示しております。器具のリリースは培養4時間にて簡易的に確認し、許可しております。

 

本日も皆様に安心で安全な器具を提供する事ができました。

 

イリタニオフィス滅菌管理研究会

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