本日オートクレーブ滅菌器LISAから印字された物理的インジケーターです。
本日は正常運転は7回稼働しております。
No.6009〜6015
こちらは毎回入れているヘリックステストの結果です。
6009番はインジケーターを入れ忘れました。
イリタニオフィススタッフは、日々、皆様に安心して治療を受けていただけるよう、清潔な歯科医療になるべく滅菌管理に努めております。
そして本日のトピックスです。
不活化の方法
生物を殺滅する方法もいろいろです。生きるために必要な条件のうちの1つでも取り除けば、その生物は死に至ります。食事(栄養)を与えない、不適切な食事(栄養)を与える、気温を極端に低く(高く)する、細胞の「機械的構造」を破壊する、などの手段により微生物は死滅します。
消毒または滅菌するのに、微生物を餓死させる事は現実的ではありません。微生物が必要とする栄養素の量は極めて少ないので、長時間経過しても微生物が生きている可能性がたいへん高いためです。また、微生物を乾燥させる(水分を与えない)ことも同様の理由により適していません。さらに、芽胞は水分がなくても極めて長期間生き続けます。ゆえに消毒や滅菌には、主に下記にあるような殺滅方法が用いられています。
殺滅剤 死滅の原因
・乾熱あるいは湿熱 酸化または凝固
・毒性のある液状化学物質 毒(毒物処理)
・毒性のあるガス:エチレンオキサイド 毒(毒物処理)
・放射性物質からの強力な照射 破壊
・上記方法の組み合わせ
これらの殺滅剤のいずれかに曝されると、細胞内にある生命のキャリア(タンパク質)が何らかの形で傷害され、本来の働きができなくなります。これがタンパク質の変性です。生命の基底が破壊されるので、細胞、生命体は死滅します。
このような方法の多くは、消毒と滅菌の両方に用いることができますが、それぞれに適した分野があります。精密機器の中には熱や高圧に耐えられないものもあり、その場合、他の滅菌方法が用いられます。皮膚、機器、床や壁などの表面の消毒のは化学物質が用いられます。
器材を準備する際に、どの方法でバイオバーデンを減らすかは以下の要件を考えて決めます。
・適用部位:低、中、高いずれの感染リスク部位で使用するか
・器材の種類
・器材の素材
・作業者のリスク
・器材の流通
・費用
イリタニオフィス医療安全滅菌管理研究会