東京歯科医療安全・感染制御研究会 ~ 滅菌管理部 sterilization & infection control ~

Advanced Care Dental Officeの滅菌管理研究会 オートクレーブ・プレバキューム高圧蒸気滅菌器のボウィー・ディックとヘリックス試験(BOWIE & DICK Test / Helix Test)、Class6/ケミカルインジケータ CI 結果を公開。BA(生物学的モニタリングテスト)東京超高画質マイクロCTスキャン顕微鏡歯科

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滅菌保証 プリオン対策について クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)牛海綿状脳症(BSE)

【プリオン】

 病原となるあらゆる微生物は、増殖に必要な遺伝物質(DNA/RNA)を持っています。

 一方で、タンパク質(あらゆる生物を形づくる物質)のみから構成されると見られる感染体が原因である病気も発見されました。それがプリオンprion病です。かつては、このような感染体が原因だとは考えられませんでしたが、特に良く知られているのが狂牛病です。正式名称を牛海綿状脳症(BSE)と呼び、主に牛の神経中枢(脳)に作用し、徐々に脳障害を惹き起こし、やがては死に至らしめます。ヒトにも起こりうる類似の病気があり、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と呼ばれ、いまだその治療法は確立されていません。しかし、ヒトにとっても稀有な病気です。

 この病気の原因と思しき感染性タンパク質はプリオン(タンパク質性感染粒子)と呼ばれています。ヒトも動物もプリオンによる感染の可能性があります。非感染性プリオンは、ヒトを含んだあらゆる生物にあり、通常は生成と崩壊を繰り返しています。この正常プリオンはプリオンタンパク(PrP)と呼ばれ、病気の原因にはなりません。

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 しかし正常なプリオンタンパクが突然変異することが研究でわかりました。形状が変異したプリオンタンパクは、前述のとおり病気を惹き起こすおそれがあります。この変異は、正常なプリオンタンパクと病んだ折り畳み形状を持つ感染性プリオンタンパクの相互作用によって生じます。正常なプリオンタンパクはくるくるリボンのようならせん構造であり、感染性になると平坦な構造になると考えられています。ひとたび構造が変わると、他の正常なプリオンタンパクにも構造変化を惹き起こし、感染性のある形状に変えてしまいます。まるで、平和な町に厄災をもたらす悪魔のようです。

 さらに、構造変化により正常なプリオンタンパクの崩壊を止めてしまうので、病んだ折り畳み形状を持つ感染性プリオンタンパクが蓄積される原因となります。このひだ状のプリオンタンパクは、何らかの原因で脳細胞の死を招き、脳の中に海綿(スポンジ)状の穴を作り出します。それゆえ、海綿状脳症と呼ぶのです。CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)患者の角膜移植や、感染性プリオンで汚染された脳神経外科用(10数年前まで歯科でも主にインプラント治療に用いられていた)の器材から感染した例もありました。

 プリオンの不活化はとても困難で、細菌やウイルスを滅菌する方法は不十分です。そのため、プリオン病であると思しき患者に使用した器材の滅菌、消毒には特別な処理が必要です。

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(ほぼ原文のまま)

 

【オフィスのプリオン対策】

プリオン / prion まで不活性化することが出来る滅菌器は一部の機種に限られる。

オフィスではこのプリオンも含めた微生物を滅菌する為に最高の真空脱気オートクレーブLISA(EN13060 EN285)による最高レベルの滅菌モード(Bプリオン135)で全ての滅菌作業を行っている。

この滅菌記録は物理的インジケータによりプリントアウトされ全ての患者はそのときに使用される器具がいつどのようなモードで滅菌されたかを確認する事ができます。

 

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イリタニオフィス医療安全滅菌管理研究会

 

 

 

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